情熱と執着の間
デパートでアイシャドウを買いました。
久しぶりだ!
8年ほど前までコスメが大好きだった。
高校生の頃から、暇な時間さえあれば@コスメやVOCE、まとめサイトを読み耽り、さらに大学生になると当時大流行で発売と同時に売切れ必至というディオールのコフレが京都の髙島屋に多めに入荷されるらしいという不確かな情報を信頼できる筋(インターネット)から仕入れ、終電で神戸を発ち深夜12時を過ぎた頃から京都髙島屋に先頭で並び、5時間後くらいにようやく後ろに並んだ見知らぬお姉さんと仲良くなり、整理券をもらった後ホリーズカフェで開店まで待機するという間違った一途さに溢れた自分に大変満足していた。
社会人になってもそれは終わらず、新作アイシャドウがあれば予約開始日も発売日も昼休みに会社を抜け出しデパートの化粧品売場に。
(情熱の割には単価が低く、外商でもお得意様でもなかったので取り置きなどしてくれなかった。)
一度、シャネルの限定ネイルが近場から売切れており、他にも近隣に複数店舗あったにも関わらず、何故か東京の西武百貨店に電話で注文するという今の自分には理解できない行動をとったこともある。
しかさそんなある日、「コスメマニアは大体ブス」という至言を目にし、わたしの中のコスメブームは突如終わりを告げた。
だけどそれから数年経った先日、ふと業務用Twitterの画面に流れて来たコスメマニアのツイート『すごいデカ目効果!』にまんまとつられ、冒頭のアイシャドウ、買ってしまった。
ステマは今も生きているのだと実感。
これです。外国人みたいな彫りの目元になるらしいよ!
こだわり過ぎるのは所謂マニア・オタクの悪癖なのだと思い自分は違うからと、ここ数年は就職活動という人生の局面含め色んなことにのめり込まず中途半端な気持ちで接してきたけど、
この間まではまっていたゲーム、ディスオナードのエミリーの声優が三橋加奈子だと思うんだけど発表されてないしなぁとモヤモヤしてしまうあたりが結局治ってないなと痛感したお正月。
かばこ